厨房のレイアウト(デザイン)について・・・
まず最初に言っておきたいことは、 『デザインよりも機能性を配慮する事』
店舗は厨房部分と客席部分にわかれます。 本来は、どちらも効率よく設計したいものですね。 しかし、小さなお店は、スペースが限られてきます。 そのした中で、より効率的な使い勝手がいい設計が必要です。
普通の人は、業者任せにならざるをおえません、しかし、 業者さんの中には専門知識をお持ちでない方もいらっしゃいます。 ですから、厨房デザインについて、少しでも知識があれば業者さんとも、 うまい具合に相談しながら、ご自分の”城”を完成させることと思います。
厨房での効率のよい動線の確保は、繁忙時の仕事のしやすさ を大いに左右する問題です。通常は、一人ではなく、複数の人が 同時に動きます。ですので、お互いに邪魔にならないような工夫を 施さなければなりません。
また、今の若い方は昔の人に比べて、背が高いので、調理台、 コンロ、洗い場、などの高さの調整も必要です。 長時間の作業になると、腰にかかる負担は相当なものです。 腰の高さにあった調理台にするだけでも、腰にかかる負担は 格段に軽減します。
料理の出し下げをするところを「デシャップ」といいます。 デシャップは必ず洗い場の近くにすることは、当然ですが、 盛り付け台とデシャップも近くに配置しなくてはなりません。 小さなお店は、厨房もコンパクトになるはずですから、 『半回転(体が軸足を中心に振り返った時)』 で、複数の作業が出来るのが1番理想的です。
盛り台にラーメンを盛り付けたら、半回転、もしくは、 そのまま、料理が客席に運ばれる場所における位置に 盛り台を配置するなど・・・
特に注意したいのが、火口と水周りです。 ガス管、水道管の位置の移動は結構な費用がかかって しまいますので、ご用心ください。